ロップスが生きた時代は、世紀末の退廃的雰囲気が、心の内に潜む悪=悪魔への人々の関心を高めていました。
ロップスは1882年制作の「悪魔的なるもの」(Les Sataniques)5作品をはじめ、「悪魔」を主役に置いた作品を数種制作しています。
ここでは、悪魔がばらまく悪の種=人間の子供、という主題により、悪魔=人間の奥に潜むもの、という観念を際立たせています。
偶像
(L'idole)
1882年 制作 エリオグラヴュール、ソフトグランドエッチング
連作「悪魔的なるもの」より
サイズ27.5x20cm。
磔刑
(Calvaire)
1882年 制作 エリオグラヴュール、ソフトグランドエッチング
連作「悪魔的なるもの」より
サイズ28x20cm。
供物
(Sacrifice)
1882年 制作 エリオグラヴュール、ソフトグランドエッチング
連作「悪魔的なるもの」より
サイズ27.5x19.2cm。
誘拐
(L'Enlevement)
1882年 制作 エリオグラヴュール、ソフトグランドエッチング
直筆サイン、サイズ28x21cm
参考 : ロップス画集(サバト館1980年)12p
怪物を創るサタン
(Satan creant les monstres)
1867年 制作 エリオグラヴュール、ソフトグランドエッチング
直筆サイン、サイズ20.5x27.8cm
参考 : ロップス画集(サバト館1980年)16p
サタンが毒麦の種をまく
(Satan semant l'ivraie)
1882年 制作 エリオグラヴュール
連作「悪魔的なるもの」から「悪魔が毒麦の種をまく」
直筆サイン、サイズ27.8x20.5cm
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