ウニカ・チュルン(UNICA ZURN)

1916年ベルリン生まれ。ベルメール晩年の愛人。1954年 独自の線描画作品とアナグラムを使用した文書を用いた「魔女の書」(Hexentexte) を刊行。その後精神を患い、その中で描かれた「ジャスミン男」は精神病患者が書いたテキストとして和訳も出ている。 (みすず書房「ジャスミン男」)幼年期からマゾヒズム的傾向があり、ベルメールの写真作品では糸で縛られた自身の身体の造形を作品化している。 1970年10月19日パリのアパルトマンの窓から投身自殺。





写真 ウニカ1935年





























ウニカ・チュルンの私小説「暗い春」(Sombre Printemps)です。
1970年12月15日Pierre Belfond, Paris 発行。
「暗い春」はウニカの幼年期の思い出を小説にしたもので、 他の作品よりは比較的分かりやすい内容になっています。
(みすず書房「ジャスミン男」収録)
本作品は150部限定でベルメールのオリジナル エッチングが付いている豪華版です。
エッチングは同一デザインが、アルシュと和紙の2葉となっています。ベルメール直筆サインあり。
クロス装上製函、44p。サイズ40x30.5cm。
クロス函には”Hans Bellmer"の文字しかなく、ベルメールの作品として発行されたようです。
ベルメール制作銅版画 イメージサイズ26x20.6cm、シートサイズ38x27cm。
テキストフランス語。状態は良好です。






















ウニカ・チュルンの私小説「暗い春」(Sombre Printemps)です。
1971年Belfond発行。「暗い春」はウニカの幼年期の思い出を小説にしたもので、 他の作品よりは比較的分かりやすい内容になっています。
豪華版は150部限定でベルメールのオリジナル エッチングが付いていますが、これはその普及版です。
ソフトカバー、96p。サイズ19x11cm。テキストはフランス語。状態は良好です。


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